「日本酒ほろ酔い健康法(日本酒造組合中央会)」の続きを紹介します。

お料理に 日本酒たっぷり 身体にっこり

下ごしらえから仕上げまで、毎日の料理にふんだんに使えるのが、日本酒です。
日本酒はいろいろな調味料と一体化して、素材本来の味を引き立て、身体によい成分を引き出します。
たとえば、煮魚の場合、日本酒を使えば少量の塩でもうま味がグンとアップ。
塩分が気になる方でも、おいしく味わえます。また、和食だけでなく、中華や洋食など他の料理にも活用できるのがうれしいところ。
素材を生かしながら、うま味をプラスする。
このかくれ技は、おいしさだけでなく、健康もバックアップしてくれるのですね。

一杯で ストレス半分 楽しさ倍増

ストレス解消を期待するなら、日本酒をゆっくり飲むことをおすすめします。
日本酒は、緊張によって収縮した血管を拡げ、血液が流れやすい状況をつくります。
また、毛細血管の働きを活性化させ、マッサージと同じように筋肉のこりをほぐす効果もあります。
その日の疲労は、その日のうちに解消したいもの。
晩酌という習慣は、日本人が見いだした素晴らしい知恵なのですね。

恋をして 飲んでつければ あらきれい

きれいになるために、もっと活用してほしいのが日本酒です。
まずは、飲んで内側からきれいになりましょう。
日本酒に含まれるアミノ酸が肌をしっとりとさせ、つやとしなやかさを与えます。
また、血液循環がよくなるので、女性に多い冷え性や肩こりに効果があるのもうれしいですね。
さらに、顔や身体全体にたっぷりとつけて、外側からも保湿します。

そして、最後にもうひとつ。
お風呂に日本酒を入れることによって、リラックス効果を高めます。
恋をするのもいいけれど、いつもの毎日に日本酒をプラスしてみては。
鏡を見るのが楽しみになるかもしれません。

合いの手に 水をさすのは 酔い上手

日本酒の合間に水をさすのは、正しい飲み方です。
といっても、水で割るということではありません。
日本酒のグラスの横においしい水を用意して、ときどき飲んでください。
深酔いを防ぐ上に、日本酒をよりおいしく味わえます。
また、すべての基本は、適量を守るということ。
この基本を守ってこそ、日本酒も本来の健康効果を発揮できます。
さて、その適量ですが、一般的には一日二合といわれています。
これをひとつの目安にして自分の適量を知り、爽やかに酔いたいものですね。

2回にわたって、「日本酒ほろ酔い健康法」をご紹介しました。
いかがでしたか?
みなさん、いい“ほろ酔い”できてますか?
おいしく正しく飲んで健康になりましょう!

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