「株で儲かった!」とか「株の配当金が入った」とか、よく聞く言葉ですが、そもそも「株」とはどんなものなのでしょうか。
これから始めようという方でもわかりやすいように解説します。
株式とは?

私たちが勤める「会社」は、モノを作って販売し儲けを得て従業員に給料を支払います。会社を運営しモノを作るためにはお金が必要になります。簡単にいうと、そのお金を調達する手段が「株式」です。
もちろん、他に調達の手段は「銀行借入」などもあります。しかし、借入はいずれ返さなければなりません。「株式」の場合は、返済期限がなく会社が解散するまでずっと返す必要がないので、会社が生産活動をしていくうえでとても便利な調達手段なのです。
「株価」はどうして変化するの?

「株式」は、「証券取引所」で売買されます。「株式」を買いたい人と、売りたい人の値段が折り合って売買取引が成立した値段が、「株価」です。「証券取引所」では毎日秒単位で取引が行われますので、秒単位で「株価」も変化します。買いたい人が多ければ「株価」は上がり、売りたい人が多ければ「株価」は下がります。会社が一定期間ごとに発表する会社の利益状況や今後の計画、「配当」の増減、新しい商品や、他企業との提携などにより、「株式」の人気が変化し、「株価」は変化していきます。
株式投資とは

中長期的な企業の成長による「株価」の上昇や「配当」などにより、資産を殖やしていこうという考え方が「株式投資」です。日々の「株価」の変化によるサヤを利益として得ようとする短期取引は、逆に損をする可能性も高くなる「株式投機」です。
植物を育てるように長い時間をかけて、企業の成長をじっくり見守る姿勢で投資しましょう。
