
昨年、トヨタスポーツ800生誕50周年を機に発足した「トヨタスポーツ800オーナーズ協議会」の杉山代表を訪問し、その活動を特集させて頂いたところ、大変多くの方に閲覧して頂きました。有難うございました!
杉山代表は、
①オーナーが集い・楽しむ
②クルマファンを増やしたい
③社会にも貢献したい
以上三つの方針の下大変精力的に活動を続けられていらっしゃいます。
フィリピンのヨタハチオーナーへ訪問されたとの噂を聞きましたので久しぶりに杉山さんをお訪ねしました。
ヨタハチが30台輸出されたフィリピン
日本で生産されたヨタハチ3,057台の内、1966年秋に30台がノックダウンとしてフィリピンに輸出され、翌1967年に現地で組み立てられたそうです。おそらく米軍兵士等からの引き合いがあったと想定されますが詳しくは定かではありません。
驚くのは、23台が未だに残存していることです。杉山さん達の活動を聞きつけ、フィリピンでもヨタハチ50周年イベントを開催することになったそうです。
フィリピンもヨタハチ50周年

ご当地には超富裕層がクルマを楽しむ集まり「マニラスポーツカークラブ」があり、その中にヨタハチを現在も大切にしているオーナーがいます。
今回はそのオーナーから「是非、我々の会合で日本のヨタハチ50周年の活動をプレゼンしてくれ」と杉山さんに声がかかり、フィリピン版「トヨタスポーツ800オーナーズ協議会」(マニラ 平成29年9月30日~10月2日)において日本の「トヨタスポーツ800オーナーズ協議会」の活動を紹介し交流を深めることとなりました。まさしく名車ヨタハチが取り持つ縁ですね。
度肝を抜く「マニラスポーツカークラブ」

パーティーに招待された杉山さんは、マニラ滞在中に見たヨタハチ延べ9台とヨタハチに対する彼らの熱情に関心すると共に、彼らのビンテージカーコレクションのスケールに度肝を抜かれたそうです。そんな彼らに大切にされているヨタハチを見て誇らしさを感じますね。
ちなみにパーティーは、超セレブの趣味の場でもある「マニラポロクラブ」で催されました。ポロを嗜むにはフットボールの9倍の広さの競技場と1試合に各チーム4人が各4頭(計32頭)使いこなさなくてはならないそうです。フィリピンのセレブ、恐るべし!
本当にクルマを楽しむ文化
メンバーはヨタハチを自分たちの好きなようにドレスアップして楽しんでいます。
ボディーカラーは勿論、何故か1.6L 4バルブエンジンに積み替えているものまでありました。
メンバーの2人(親子)は「トヨタガズーレーシングフェスティバル」に多数参加するヨタハチに興味を持って、それに参加するためにフィリピンから帰国した杉山さんを訪ねてくれたそうです。今後ともクルマを楽しむ交流が両国間で広がるといいですね。
OB訪問スペシャル:トヨタ自動車OBとそのお仲間紹介
