ペットを取り巻く環境は、日々変化しています。珍しい動物も飼えるようになり、楽しみとともに知っておくべき知識や情報も増えました。愛らしい姿で飼い主を笑顔にしてくれる家族の一員を幸せにすることで、私たちもより豊かな日々を送りたいですね。

話題のエキゾチックアニマルと暮らす
人との生活に長い歴史を持つ犬や猫を除き、近年主に海外から輸入され、ペットとして飼われるようになった小動物を「エキゾチックアニマル」といいます。ここでは代表的な動物をご紹介しましょう。

ハリネズミ [ hedgehog ]
丸くなる姿やつぶらな瞳が人気。ハリの触り方を覚えれば抱っこもできます。気が小さい子が多いので、焦らず少しずつ仲良くなるのがコツ。専用のフードも販売されています。

フェレット [ ferret ]
人気再燃のフェレット。人懐っこくいい遊び相手になり、大きな鳴き声も上げません。よく寝るのでお留守番も得意。慣れれば複数匹の飼育も可能で、猫との相性もいいとか。

フクロモモンガ [ sugar glider ]
有袋類の仲間。夜行性で昼間は眠っていることが多いのですが、その寝姿も人気の理由。大切にお世話をすれば顔を覚え、とてもよくなつきます。トイレの管理はしっかりと。

プレーリードッグ[ prairie dog ]
リスの仲間。集団で暮らす習性があり感情も豊かで、人によく慣れます。一人ぼっちが苦手なので、よく遊んであげましょう。ベビーから育てるとより扱いやすくなります。
エキゾチックアニマルをペットとして検討する際は、飼育方法についてしっかり調べ、責任を持って取り組みましょう。
災害からペットを守る基本の準備
いざという時の防災用品は、ペットの分もしっかりと。これは行政ではなく、飼い主の責任で備えるのが基本です。
- ① 食事・水・薬(1週間分以上)
- ② ケージ・リード・ハーネス、迷子札など
- ③ 犬の場合は鑑札と狂犬病予防注射済票
- ④ 非常食を月に1回程度は食べさせ慣らしておく
- ⑤ ペットを一時的に預かってもらえるよう、親戚友人にお願いしておく
(エキゾチックアニマルは避難所での受入不可の場合があるため、預け先の確保を万全に)
ペットも人も心地いい「リフォームのヒント」
犬の場合

心落ち着く場所が必要
縄張り意識が強く、自分だけの場所がないとストレスを抱えることも。三方を囲んだ天井の低い専用空間があると安心します。

家族が集まる場所にスペースを
寂しがり屋の犬は集団行動を好む傾向が。専用スペースのほか、家族が集まるリビングにも居場所を作ってあげると大喜びです。

バリアフリーは犬にも優しい
階段や段差の上り下りは、犬にとって足腰の負担になる苦手な動き。バリアフリーを心がけて、人にも犬にも優しい住まいに。
猫の場合

上下移動ができる動線を
直線移動の犬とは違い、上下移動が欠かせない猫。天井近くなどにキャットウォークを作り、階段やステップも用意して。

トイレは洗面台の下に
トイレは換気機能のある洗面室がおすすめ。洗面台下をオープンにしてトイレを設置すれば広く使えます。さらにエコカラットで、消臭効果アップ。

猫の行動に対応した環境
猫のダッシュ・ジャンプ・爪研ぎに備えて「キズが付きにくい・音を吸収する・滑りにくい」をクリアできる壁や床を選んで。
