毎回大盛況のプレミアサロン豊田の特別セミナー。先日開催された「日本酒セミナー」の様子をご紹介します。
「プレミアサロン豊田」は、トヨタグループの皆様の集いの場としてさまざまなセミナーやイベントを開催しています。
皆様もぜひご参加ください!

日本酒セミナー「日本酒で辛口?はもう古い!」

日本酒といえば辛口、今も昔も変わらず辛口の日本酒というのは人気が高いですね。「本当に美味しい日本酒は辛口だ!」とおっしゃる方も多い事でしょう。
今回の題目は、そんなお酒好きの常識を覆すセミナー“日本酒で辛口?はもう古い!”です。

セミナー時間まで、冷たく冷やされた日本酒の数々。

本日のお酒のラインナップは、
①九平次ソバージュ(米:雄町)
世界の三ツ星レストランに並ぶジャパニーズSAKE。白ワインの様なフルーティさとすっきりとした酸味が特徴的、少し微発砲感も感じられるお酒です。
②蓬莱泉立春朝絞り(米:夢山水)
毎年全国の47蔵が都道府県代表でつくる「二月四日立春朝絞り」。
二月四日の朝に絞るため逆算してお酒を仕込み、生原酒特有のフレッシュさを楽しめるお酒です。
③菊石 純米吟醸(米:五百万石)
地元銘酒菊石が醸す一番人気の銘柄。食中酒を目指す酒蔵ならではの香りも強すぎず、すっきりした飲み飽きしないお酒です。
④杜若限定 純米大吟醸 生原酒「圓」(米:山田錦)
最高級品の「山田錦」米を100%使用して、精米歩合45%に純米大吟醸の生原酒。繊細な味わいに、女性的なフルーティな香りのなかにもふくよかさを感じる希少銘酒。日本酒を普段飲まないかたにも是非飲んでいただきたい逸品です。

セミナースタート

本日の講師役は、トヨタキャッスルホテル(コモ・スクエア)2階のレストラン「杜若(かきつばた)」の店長河村さん。
河村店長曰く「日本酒は“米”とその土地にある良質な“水”で出来ており、“米”を“水”で炊くご飯と基本的には同じ。だから本来は甘く、辛いという要素はない」のだそうです。

日本酒の味わいは、「日本酒度」「アルコール度」「酸度」などによってさまざまに変化します。
「日本酒度」
日本酒度は水に対する比重を表わし(+)(-)で表示されます。(+)は水より軽く含まれる糖分が低く、(-)は比重が重く糖分が多いことを示すのだそうです。
「アルコール度」
アルコール度が高ければ辛く感じ、低ければ甘く感じるのだそうです。
「酸度」
酸度が高ければキリっと引き締まった味わいになるため辛く感じ、低ければやわらかく端麗な甘い味わいに感じるのだそうです。

その他にも、見た目、香りなどにより、さまざまに味わいが変化します。
辛口・甘口だけで日本酒を判断するのをやめ、五感を駆使して“日本酒”や“美味しい地酒”を楽しみましょう!というのが今回のセミナーでした。

セミナーに参加された方々は講師の説明の通り、美味しい日本酒をじっくり味わっていただき、楽しいひと時を過ごされました。積極的な質問も相つぎ、「このお酒にはどんな料理が合いますか」「鍋料理には何がお奨めですか」「購入はできますか」「どこで飲めますか」などなど、日本酒に対する関心も一段と高めていただいたようです。
予定時間を30分以上オーバーするほど盛況でした。

【セミナーでの豆知識】
日本酒の種類は大きく2つに分けられます。
①お米とお水で作られる“純米○○酒”系
・純米大吟醸、純米吟醸、純米など
②お米と醸造アルコールで作られる“本醸造酒”系
・大吟醸、吟醸、本醸造

講師の杜若・河村店長から最後に一言

「日本の良いもの“和食”、“日本酒”を世界に広めたい」、そんな想いから、スタッフ全員で田植え・稲刈り・酒作りのお手伝いをさせていただいたり、各酒蔵へ蔵見学・蔵開放に赴くなど様々な活動を行っています。造り手・蔵人の思いを皆様に少しでもお伝えできればと願っております。
また、杜若でしか手に入らないお酒や飲み方、料理とのマッチングをお客様に提案していきたいと思っております。
ぜひ一度、杜若にお越しください。

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