名古屋トヨペットさんから、リニューアルされた檀渓通店の披露会のご案内を頂き、お呼ばれしてきました。「これまでにないスゴイお店らしいよ」とうわさには聞いていたのですが、全てが想像を超えて驚きの連続でしたのでご紹介します。皆さんもぜひ行ってみてください。

まるで “くるまの未来パビリオン”!

もともと檀渓通りは、まっすぐで見通しの良い道路なのですが、ずいぶん遠くから「あそこに何かある!」とわかるほど、他とは一線を画す建物が目に飛び込んできました。
『未来パビリオン』。大阪・愛知の2つの万博を経験したせいもあって、流れるような曲線を多用した未来感あふれるデザインを見るとすぐにそう思ってしまいます。「どんな体験をさせてくれるんだろう?!」外観を見ただけでワクワク・ドキドキ、心が躍り出すようでした。

バレーパーキング

道路からお店へ車を乗り入れると、サッとお店のスタッフの方がエスコートしてくださり、車を預かってくださいました。「バレーパーキング」というサービスなのだそうです。エントランス前で車を降りてキーを渡せば、駐車場まで運んでくれる、ちょっとセレブになった気分です。車のナンバーとスタッフのウェアラブルウォッチが連動し、どのお客様が何の目的で来店されたか瞬時に判別しエスコートする、ITを駆使したおもてなしなのだそうです。

くつろぎの空間

受付を済ませエレベーターで2階に上がると、そこにはくつろぎの空間がありました。
幾重にもはりめぐらされた美しい曲線の木の天井、そこから木洩れ日のように降り注ぐ間接照明の光、時に光を吸い時に反射してやわらかな陰影を表情豊かに浮き上がらせる土壁、その間を石畳の道が一筋の風のように通り抜け、その道にまるで休息するかのように静かに停められた展示車両。
まるで絵画。どうしたら人はくつろぎを感じるのか?その空間に車はどう存在するのか?すべてが綿密に考えられ創り上げられた空間でした。
車でお気に入りの場所に出掛け、木陰で少しゆっくりとした時の流れを楽しんでいる…。一瞬、くるま屋さんに来ていることを忘れかけたほどでした!

この空間は2人のプロによって創り上げられたのだそうです。
ひとりは、東京都新庁舎や西新宿のモード学園コクーンタワーを設計した建築家、丹下憲孝さん。
もうひとりは、洞爺湖サミットのゼロエミッションの土の円卓や壁、最近ではドラマ「真田丸」の題字などの作品で知られる左官職人、挾土秀平さん。
この名古屋トヨペット檀渓通店では、丹下さんが店舗デザイン設計を、挾土さんが2階ショールームの壁面デザイン・施工を担当されたそうです。
やはりプロの仕事はすごいですね!

最先端技術

2階の端に、大画面TVが置いてあるコーナーがありました。
スタッフの方にお聞きすると、U-carのバーチャルショールームとのこと。U-carというと広い露天の敷地に所せましと車が並べてあって…というイメージなのですが、ここでは、大画面モニターとヘッドマウントディスプレーで豊富なU-carの映像データを、まるで本物の車両がそこにあるかのような3D映像で見ることができるのだそうです。

地下に降りると、広くて先進的なサービス工場がありました。
サービス入庫した車両を、点検・修理しながら、タブレット端末を使って2階でくつろぐお客様とリアルタイムで通信、故障箇所の説明や部品交換の可否などスピーディーに相談できるのだそうです。

くつろぎと最先端技術の融和

都会生活には、幾何学的な直線や曲線があふれていて、効率的だけれどともすると空虚さも感じてしまうことが多いような気がします。名古屋トヨペット檀渓通店は、自然のくつろぎと最先端技術を見事に融和させ、来店する者の心の満足と実用的な満足を同時に満たす未来のくるま屋さんの先駆けなのだと感じました。
皆さんもぜひ体験してみてください!

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