日差しが少しずつ暖かくなり、春の兆しが感じられるようになってきました。一年の間で、もっとも「おひさまはありがたいなぁ」と感じる季節です。
この「おひさまはありがたいなぁ」を1年中感じることができるのが『住宅用太陽光発電システム』。我が家でも2年ほど前にこのシステムを導入しましたので、その実績を検証してみたいと思います。
『住宅用太陽光発電システム』
平成21年から政府の余剰電力買取制度(売電制度)が開始され、地方自治体による補助金制度の後押しもあり、じわじわと普及し始めた『住宅用太陽光発電』。「我が家でも導入しようかなぁ…」と考えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
太陽光発電の魅力

我が家の太陽光発電の実績
今までは電気代の明細なんか保管しておくことはなかったのですが、「ビフォア・アフター」をしたくて、ちゃんと保管しておきました。
■購入電気量 6,953kwh
◇電気代支出 206,000円(月平均17,000円)
■購入電気量 5,320kwh
◇電気代支出 145,000円(月平均12,000円)
■発電分売却 3,040kwh
◇売電分収入 112,000円(月平均 9,000円)
なんと年間173,000円の電気代節約!!
平成28年は子供が大学受験で夜遅くまで起きていたという事情もあり、総電気使用量は増えてしまいましたが、それでも年間173,000円の電気代節約になりました!
初期投資の回収は?
『住宅用太陽光発電システム』の導入には、当然のことながら機器の購入・設置などの初期費用がかかります。太陽光パネルの大きさや性能などのグレード、メーカーなどによって初期費用はさまざまですが、我が家の場合、初期投資は約250万円かかりました。
外壁の補修時等と合わせて設置するなど工夫したいですね。
平成28年実績の年間173,000円節約で計算すれば、初期投資分は15年弱で回収し終わることになりますので、16年目からはまるまるお得になる計算です。太陽光パネルの耐用年数は、一般的に20~30年と言われていますが、経年劣化により発電量が少しずつ落ちてくるものの、それ以上の年数持つとも言われていますので、充分ペイしそうですね。
次のクルマは『プリウスPHV』に決まり!
平成22年の売電価格(単価)は1kwhあたり48円でしたが、年々引き下がり、平成28年は31円となっています。このまま引き下がっていくとすれば、どこかの時点でさきほどの計算が成り立たなくなり『太陽光で発電した電気は売るよりも自分で使った方が得』ということになる可能性があります。
新たに蓄電システムを設置するという選択肢もありますが、手軽にできるのはクルマを『プリウスPHV』に買い替えて、発電した電気でクルマを走らせ、ガソリン代を浮かすこと。我が家の次のクルマは『プリウスPHV』に決まりですね。
