東海東京フィナンシャル・ギャラリー(東京・日本橋)で、「WRCレジェンド セリカGT-FOUR企画展示」が開催されています。

WRCレジェンド セリカGT-FOUR企画展示

【展示期間】
2017年2月20日(月)~ 3月17日(金)
【時間】
9:00~16:00 / 土日祝 休
【場所】
東海東京フィナンシャルギャラリー・日本橋
(東京都中央区日本橋3-6-2日本橋フロント1階)
【最寄り駅】
・JR東京駅八重洲口中央口より徒歩4分
・東京メトロ(銀座線・東西線)日本橋駅B1出口より徒歩2分
・都営地下鉄(浅草線)日本橋駅より徒歩6分

モータースポーツの世界3大選手権のひとつ「世界ラリー選手権(FIA World Rally Championship/通称:WRC)」の1995年参戦車トヨタ「セリカGT-FOUR」を展示しています。

セリカGT-FOURのコックピット内の様子も見ることができます
22年の歴史を感じさせるマシンのフロントパネル、全体的に重厚感のあるコックピットの様子は、以外と狭く感じました。
足元には、最近あまり見かけなくなったクラッチ、太めのハンドル、剥き出しのギア、タフなレースに耐えられるよう頑丈な作りを感じました。
車ファン以外の方にも、是非ご覧頂きたいです!

来場者様向けの告知用デジタルサイネージは、「GAZOO Racingラリー・モンテカルロ」ダイジェスト版の映像も放映しています。
大画面での迫力ある映像も、ご堪能いただけます。

是非、この機会に世界で戦ったトヨタの技術と魂の結晶をご覧下さい!

セリカGT-FOUR 搬入作業


輸送用のトラックからその雄姿を現した時には、あまりの迫力に圧倒されてしまいました。
あっという間に人だかりができ、みなさん携帯を取り出し写真をとっていらしゃいました。
弊社スタッフもクルーの方々と一緒に搬入作業をお手伝いしました。大事なレジェンドを傷つけないよう、専用の手袋をはめ、細心の注意を払い移動させていきます。
思った以上に重量があり、大人数人でゆっくりやさしく押していきます。


最難関はギャラリー入り口の扉の通過。
横幅がギリギリのため、細心の注意を払うミリ単位の搬入作業となりました。
この日、一番の緊張するシーンでした。

なんとか無事に運びれる事ができ、ほっと胸をなでおろしました。

WRCへの新たな挑戦

第1戦:ラリー・モンテルロ(1月19日~22日)
WRC開幕戦ラリー・モンテカルロでは、復帰初戦にもかかわらず、いきなり2位でフィニッシュし、マニュファクチャラーズ選手権ランキング2位となりました

第2戦:ラリー・スウェーデン(2月9日~12日)
WRC復帰2戦目で18年ぶりの勝利、ドライバーズ選手権ランキングのトップに立ちました。

驚いたのは、山岳コースのヘアピンカーブが連続する細い崖っぷちコース。連続する難所を一気に駆け上がるスピードとドライバーのテクニックです。特に、ヘアピンカーブでのプロドライバーのテクニックが圧巻!。
ヘアピンコース進入とともに車を意図的に滑らせ車体をコントロールします。
ステアリングのみに頼らず、アクセル、ブレーキ、サイドブレーキ、クラッチ、などの積極的な使用によりスライド状態を維持したまま進行方向を調整する複合的な操作が求められる最高のテクニック。マシンの性能を限界ぎりぎりまで引き出した走行を見ることができます。
また、ラリーを観戦するギャラリーもレースコースぎりぎりの所で声援を送っております。特にラリーの場合、サーキットでの周回レースと違い、観戦場所を通過するのは1度きり、声援も熱を帯びます。

百聞は一見に如かずWRC2017年のレースの状況は、ネットで動画配信されていますので一度ご覧下さい。

≪WRCに挑んだ28年の歴史≫

トヨタのモータースポーツ活動は、1957年のオーストラリア1周ラリーから始まった。その後、オイルショックの影響もあり、すべてのモータースポーツ活動を停止することが決められたが、トヨタ自動車販売(当時)の決断により、国際ラリー活動は紙一重で継続されることとなる。

そして、WRCにオベ・アンダーソン率いるトヨタチームヨーロッパ(TTE)が1973年から1999年まで参戦。1975年にはカローラレビンが1000湖ラリーで日本車初の優勝を果たした。
さらにサファリラリーでは、1984年にTA64セリカが初勝利し、1985年、1986年もST165セリカで勝利し、3連覇を達成した。


1990年にはST165セリカでドライバーズチャンピオンを獲得。1993年、1994年には日本の自動車メーカーとして初めてマニュファクチャラーズタイトルを2年連続で獲得した。

1995年にリストリクターの違反により、ポイント剥奪と翌年の出場停止処分を受けたが、1997年にはカローラWRCで復帰。翌1998年には2勝を挙げ、1999年には5年ぶり3度目のマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
その年の秋にはF1参戦に伴い、WRCからの撤退を発表。トヨタのWRCでのタイトル獲得はドライバーズチャンピオン4回、マニュファクチャラーズチャンピオン3回、優勝回数は、43勝を記録した。

セリカ(ラリーカー)の変遷

引続き、トヨタ自動車様とコラボで楽しい企画を考えていきます。乞うご期待!!

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