先日、仕事で多治見に行って来ました。
仕事も一段落したところでお昼ご飯にしようと歩いていると、どこからともなく鰻を焼くいい匂いが・・・。たまらず匂いの元の鰻屋さんに飛び込みました。
後から多治見出身の上司に聞いたのですが、多治見市内にはなんと26件もの鰻屋さんがあるそうです。多治見は美濃焼の産地、熱い窯を相手にする職人さんには、鰻パワーが必要ということでしょうか。

贅沢な昼食

さて、お腹を鳴らしながら待つこと15分。待望のうな丼が湯気を立てながら運ばれてきました。「何か月ぶりかな?」なんて考えながら、外はカリカリ中はふっくらの絶妙な焼き加減の鰻と、タレのたっぷりしみ込んだごはんを、五感全てで味わいながら一気に掻き込みました。ふぅ、食べ終わったあとのお新香と熱いお茶が、おいしいものを食べた後の独特の満足感を演出します。
「あぁ…。しばらく粗食だな…」満足感の直後に、わびしさも襲ってきたのでした。

鰻と梅干

鰻と言えば、昔から「鰻と梅干は一緒に食べてはダメ」と言われていますよね。脂っこい鰻の後にはさっぱりする梅干がぴったりだと思うのですが…。ということで、調べてみました。
すると、意外や意外、なんと「鰻と梅干」は医学的には逆に「良い」のだそうです!梅干は胃酸の分泌を良くするので、鰻の油分の消化を助け、お腹に良いのだそうです。「鰻と梅干は一緒に食べてはダメ」は、消化が良すぎてたくさん食べてしまい、「お財布に悪い」ということなのでしょうか?
ついでに、色々な食べ合わせを調べてみました。

食べ合わせ、意外な「悪い」

調べてみると、普段あたりまえに食べ合わせていたものが、実はあまり相性が良くないというものがたくさんありましたので紹介します。

【シラスと大根】
シラスに含まれる必須アミノ酸の一種である「リジン」の吸収を、大根が阻害してしまうそうです。大根おろしにはシラスがぴったりなんですけどね。

【納豆と卵白】
納豆に含まれる「ビオチン」というビタミンが、卵白のタンパク質の成分である「アビジン」によって吸収されにくくなってしまうそうです。黄身だけにすれば良いそうです。

【ワカメとネギ】
これも味噌汁の具材としてよく見かける組み合わせですが、ネギに含まれる「リン」がワカメのカルシウムの吸収を阻害してしまうそうなのです。

【エビとレモン】
レストランでエビフライを頼むと、レモンが付いてきますよね。でもエビに含まれている「銅」がレモンのビタミンCを酸化させ、毒性を発生させるそうです。全く気付かずレモンをかけていました。

一見、相性が良さそうに見えて実は悪い。逆に相性が悪いと言われていても実際には良い。なんだか、人間の相性にも当てはまりそうですね。
長いサラリーマン生活、これを教訓に、先入観を持たずにいろんな方と仲良くつき合っていこうと思います。

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