株式投資を始めたい、でもどうやって投資先企業を選べばよいかわからない。そんな声をよく聞きます。今回はそんな方に投資先選びのヒントをご紹介します。

投資先企業の選定

投資する企業を選定するには、まず、会社四季報やネット上の企業情報などから対象となりそうな企業の「情報」を入手します。そしてその情報を様々な「投資尺度」に照らして、将来、より値上がりや配当が得られる可能性の高い企業を絞り込み選定していきます。
口で言うのは簡単ですが、実際に選ぶとなると大変ですね。
企業の業績や成長性を判断して投資するには、それなりに専門的な知識を勉強しなくてはなりませんが、以下の方法ならば、初心者でも選びやすいと思いますので、ヒントにしていただければと思います。

【身近な製品】で選ぶ
身近な製品を作っている企業の将来性ならば、「肌で感じる」ものがあるのではないでしょうか。
たとえば、「〇〇電気の製品□□はとても使いやすく丈夫だから、きっとヒット商品になるだろう」とか、「今年の夏はとても暑いらしいからきっとビールがたくさん売れるだろう」など。
我々、消費者の「肌感覚」は製品の売れ行きに直結しますので、有効な選び方のひとつだと思います。

【配当】で選ぶ
配当金とは、企業が株主に対して支払う利益の還元です。通常年に2回決算期に支払われます。
今は銀行の預金金利がとても低いので、配当利回り(出資金に対する配当の年利換算)が高い企業を選ぶことも、有効な選定方法と言えます。
たとえば、1株あたり年間40円の配当を出す企業の場合、1000株で年間4万円の配当を受け取ることができます。仮にその株価が1000円だとすれば1000株で100万円ですから、4%の配当利回りとなり、低金利の今、とても魅力的な利回りとなります。

【株主優待】で選ぶ
株主優待とは、企業が株主に対して「配当金」のほかに、感謝の気持ちを込めて贈るものです。
自社製品や優待券・招待券など、お得なものがたくさんあります。企業によってさまざまですが、その内容が、自分にとってとても役に立つ(ありがたい)ものであれば、それを銘柄選びのポイントにすることもよいでしょう。最近では企業の「株主優待」が一覧になった本や、ネット上でランキングされていたりしますので、一度、のぞいてみるといいでしょう。

東海東京証券の身近で便利な相談窓口

<一覧に戻る