気候が穏やかになり、集中力を高めて物事に取り組めるこの時期に、ぜひ家族で楽しんでみたいのが「アート」です。
さまざまな芸術展が開催されるシーズンなのでみんなで会場へ足を運ぶのも素敵なイベントですが、今回は自分自身が作品をつくり上げて住まいを彩る「家族全員アーティストプロジェクト」に挑戦してみましょう♪

『ちょっと気になる、このごろ話題のアート2選』

●チョークアート
カフェやレストランなどで見かける、ブラックボードに描かれたアートのこと。イギリスのパブ文化が発祥と言われ、日本にも専門のスクールがあります。チョークではなくオイルパステルで描き、仕上げに指で色を混ぜ合わせ自然な味を出すのが基本。オイルの配合がやや少ない子ども用のクレパスでも代用可能で、他の材料もすぐに手に入る物ばかりです。かりです。のクレパスでも代用可能で、他の材料もすぐに手に入る物ばかりです。
●オーブン陶芸
「低温度硬化型粘土」と呼ばれる樹脂入りの特殊な粘土を使う陶芸です。普通の陶芸で必要な高温(1,000度前後)よりずっと低い160度~190度ほどで焼き上げることができるので、家庭用オーブンで思い通りの器がつくれます。子どもたちは手びねりで自由に、大人は手動ろくろを使ってこだわりのデザインにするのも面白そう。材料は手軽に入手できます。

家族みんなで創作活動にTRY

失敗なし、採点なし、競争なし、あるのはテーマとワクワク感だけ!
ユニークな発想力をフルに発揮して、住まいを賑やかにするオリジナルのアート作品をつくってみましょう。

1. 秋の素材を使ったボタニカルアート

どんぐりや松ぼっくり、紅葉した木の葉に小枝…。公園や並木道はアート素材の宝庫です。作品のイメージに照らしながら、ピンときた物をたくさん集めましょう。木の葉や小枝はこわれやすく、どんぐりは帽子が外れやすいので、持ち運びには注意して。

「色とりどりの木の葉を額装」
鮮やかな秋色の木の葉や木の実、小枝を集めて紙の上に配置。工作用ボンドで固定して、立体額装すれば完成です。
「どんぐりでミニオブジェ」
ホームセンターで端材を手に入れて好きな形に組み立てたら、どんぐりを飾り付け。ニスを塗ると仕上がり感がUP!
「松ぼっくりで手のひらツリー」
松ぼっくりを熱湯殺菌し、乾燥させてかさが開いたらビーズやリボンなどを接着。クリスマスカラーで着色しても素敵。
2. クラフト紙の米袋をリメイクしたオリジナルバッグ

「え、米袋?」と驚かないで。手描きはもちろん、スタンプやステッカー、ステンシルなど、好きなアイテムを使って面白いアレンジに挑戦してみて。米袋はとても丈夫なので、家の中でさまざまな使い方が可能です。シワもいい味になりますよ。

「ポップで便利なプチ収納」
学校の持ち物など、毎日使う物を何でも入れちゃうポイポイ袋。忘れ物が減って、文字通り“楽しい一日”が過ごせそう♪
「プレゼントのラッピングに」
誕生日やクリスマスの贈り物を米袋でラッピング。今回はステッカーでリメイクしていますが、直筆のメッセージを添えても◎。
「花やハーブの鉢カバーに」
手のひらサイズの米袋は、ミニブーケの花瓶やミニハーブの鉢カバーに。内側が撥水加工された米袋なら、より安心です。

発表と称賛の場を家の中につくる

作品が完成したら、きちんと発表の場をつくることが大切です。作品に込めた自分の思いを家族に伝え、作品の楽しみ方をしっかり説明して。説明を受けた人は、批評ではなく賞賛の言葉を贈ります。そして、作品にふさわしいスペースで展示しましょう。玄関のニッチやリビングなど、家族やゲストの目に留まる場所がベター。

アイデアと笑い声があふれる クリエイティブな我が家

家の中にアトリエを
例えば、エントランスを趣味のスペースにしてみては。ここで作品づくりに没頭し、そのままインテリアとしてディスプレイします。住まいの新しい楽しみ方です。
ガレージでワークショップ
家の中とは違い、インナーガレージは発想次第で自在に使えるユーティリティースペースです。ワークショップのアイデアを思いついた瞬間、創作の場に早変わり。

「トヨタすまいるライフ」の住まい情報誌 smile

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