名古屋市営地下鉄 名城線

名城線は、金山、大曽根、八事、新瑞橋などの主要駅を結ぶ、名古屋で唯一の環状線です。全長26.4キロを1周、右まわり及び左まわりそれぞれ48分～52分で運転しています。その沿線沿いの道路（歩道）は約30キロあり、練習には最適なコースなんです。

名城公園へ集まれー！

スタート地点は28駅のどこからでも可能ですが、いつも練習している名城公園のランニングステーションに荷物を置いて、朝7時半にランニング仲間8人が集合。軽く準備体操して8時に出発。当日は、“曇り時々雨予報”で、少しテンション低め。名古屋市内は10時ごろから雨が降りそうな雨雲レーダーということで、どこまで行けるでしょうか。
地下鉄同様、右＆左まわりがありますが、当日は熱田で「全日本大学駅伝対校選手権」があるということで、時間が重なる熱田方面を避けるため、右まわりで出発しました！

名城線沿線ランのメリットとは

①1周約30キロコース
フルマラソンに初挑戦する場合、ある程度走れるようになったら、次は距離に慣れることが大切です。マラソンには「30キロの壁」があるといわれていますが、このあたりから身体に様々な異変を感じるようになります。そのためフルマラソンを挑戦する人は、1ヶ月以上前には1度30キロは走っておき、身体の変化を知っておく必要があります。

②途中離脱可能
練習とはいえ、30キロは長丁場です。途中で脚の故障や体調不良などにより、離脱する可能性も十分あります。そのため、鉄道沿線ランは万一の場合は電車でリタイヤ可能なのです。ポケットに交通系ICカード（マナカなど）を入れておけば、コンビニでの給水はもちろん、電車で移動も可能です。

③給水やトイレに便利
駅にはトイレはもちろん、近くにはコンビニなどがあるため、飲料などを持たず軽装で走ることが可能です。我々も途中で３回、コンビニなどで給水タイムを取りました。

早速、トラブル発生

名城公園をスタートして、約1キロで1駅目の「黒川駅」に到着。ここでなんと1名離脱。スタート前から脚に違和感があったのですが、やはり走ると痛みがあると申告。ここは今後のことを考えて、離脱を英断！地下鉄で名城公園に戻り、園内のカフェで約4時間皆の帰りを待っていてくれました。

今回の攻略ポイント

名城線沿線には様々な難関ポイントがあります。

ポイント①自由が丘
最初の10キロ程度は、平坦な歩道をみんな元気に話をしながら進みましたが、自由が丘に入ると名前のとおり「丘」の街。登り、下り坂が随所にあり、心拍数が上がり、体力を奪われます。「キツーイ、ツラーイ」と言いながら進みました。

ポイント②神宮西
スタート当初は晴れ間も見えた空が、この辺りから雨が降り始めました。天気予報通りとはいえ、一気に身体が冷えてしまいます。当初は雨が降ったら途中で中止も考えていましたが、誰一人止める気配がなく続行しました。
また、お腹も空いてきたため、コンビニでゼリーなどを買い補給しました。

ポイント③金山、栄周辺
「人！人！人！」。主要駅周辺は、店や人が多く、我々ランナーはマナーに気をつけなければなりません。特に雨振りは、傘を差している人とぶつかる可能性があるので、走らず歩くことも必要です。また、自転車にも注意しなければなりません。

街ランは市内観光も兼ねて！

名古屋市民であっても、未開発の地は沢山あると思います。こんなところにこんなお店が、など発見がありました。私自身は名古屋市民ではないため何もかも新鮮で、中日ドラゴンズコンビニや、バス専用道路を実見できたり、有名なお店など新発見が沢山ありました。また、本山から八事では一部紅葉が始まっており、季節を感じることもできました。
今回は給水やトイレ休憩以外は寄り道しませんでしたが、大須商店街の屋台で食べ歩いたりするのも良いと思います。

思い出の1ページ！

最初のハプニング及び途中からの雨などがありましたが、約4.5時間で無事にゴール。全員が成長した瞬間です。走る前は名城線1周なんて無謀だと思いましたが、1駅ずつ制覇することで自信に変わりました。
また、今のランニングウォッチのGPSの精度は高く、地図上に走ったコースが記録されたり、走ったコースの高低まで表示されるのです。名城線の綺麗な1周を記録して、思い出の1ページに追加されました。

さすがに空腹になったので、ご褒美ランチはがっつりお肉を頂きました！