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お久しぶりです。とと吉です!
T-lifeが皆様に愛されるサイトになるよう、トヨタグループの様々な情報を調査したり、実際に体験した事をお伝えしています!

今回は刈谷市にある「トヨタ創業期試作工場」に行ってきました!トヨタ産業技術記念館が運営する愛知製鋼株式会社 刈谷工場内にあり、2018年7月18日より一般公開され、トヨタ創業期の工場建物や跡地の見学が可能です。

見学のお申込みは、ホームページから!

見学は事前申込制です。平日の10:00~17:00に6回用意されており、申込は以下のホームページから希望日、希望時間を入れて申込めば完了です。もちろん駐車場も用意されていて、予約も可能です。

【開館時間】10:00~17:00

【見学料金】無料

【見学時間】30分

【所在地】〒448-0848 愛知県刈谷市豊田町3丁目6番地(愛知製鋼株式会社 刈谷工場敷地内)

愛知製鋼株式会社 刈谷工場へレッツゴー

「トヨタ創業期試作工場」のある愛知製鋼株式会社 刈谷工場へ、営業車の水素燃料車「MIRAI」に乗って行ってきました。その当時は、まさか燃料が水素になるなんて思ってもみなかったでしょう。
工場に入ると直ぐに来客用(見学用)の駐車場があり、そんな愛知製鋼さんの駐車場で愛車「MIRAI」と記念撮影しました。
受付にて予約がある旨を告げると、集合時間までまだ時間があるので、待合室へと案内してくれました。待合室はクーラーが効いており、熱中症予防のスポーツドリンクも完備。さすが、一流の会社の“おもてなし”に感心しました。

一般の方も見学できます

見学者は3組5名で、会社関係者が多いだろうと予想していましたが、自分一人でした。他の方は地元の方で、せっかく一般見学が出来るようになったので、社会見学の一環で来ましたとのことでした。確かに自動車関連者以外の人でも、地元の工場に入れるため、見学する良い機会かと思います。
まずは案内役に見学会の流れを説明いただき、工場内を歩いて移動。最初は、トヨタ創業期試作工場の外観を見学です。工場は東棟と西棟に分かれており、東棟から見学しました。

東棟には見学室が完備

木造・トタン構造の工場ですが、扉を開けて入ると、そこにはコンクリートで覆われた立派な見学室があります。まるでシェルターのようです。なぜなら、耐震基準の関係でメインの工場跡地と見学室はガラスで区切られていて、見学者の安全を第一に考えられていました。
見学室にはA1型試作乗用車の写真や工場年鑑などが展示してあり、約15分かけて当時の歴史などの説明をいただけます。また、当時の車にはなぜ「灰皿」が無いのかなど、裏話が聞けて楽しかったです。
見学者からも「以前、TVドラマのリーダーズ(国産自動車開発に人生をかけた物語)を観たが、トヨタ創業期試作工場がロケ地ですか?」などと質問もあり、「トヨタ創業期試作工場を参考に、ロケ地に撮影用セットを作りました」などと質問に答えていただけました。

歴史を感じさせる試作工場

トヨタ創業期試作工場は、トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏が、昭和8年に豊田自動織機製作所内に自動車部を発足させ、昭和9年に自動車部試作工場を建設し、昭和10年にこの建物内で試作乗用車第1号(A1型)を完成させました。当時は震災後の復興に向けて自動車需要が急増しましたが、フォード社など海外メーカーが市場の9割を占めているなか、ゼロからのクルマづくりのチャレンジがスタートしました。

“自分たちの手でクルマをつくり、日本に自動車事業を興し、人々の生活を豊かにしたい”

それが「トヨタ創業期試作工場」、クルマづくりの原点なのです。

記事をまとめる上で、色々と調べました。その中に、東棟と西棟合わせて約1,700平米の広さがあり、2016年頃までは愛知製鋼さんの資材置き場と使用していたが、「耐震強度が低いため、当初は解体も予定されていた」とありました。しかし、解体から一転「このままの姿で後世まで保存したい」との思いから、見学室の改修などを行い一般公開されたそうです。

自動車産業は、電気自動車やネットワーク化、自動運転、シェアリングの波により、近い将来全く違う産業になる可能性があります。一度、奇跡的に残された“トヨタ車発祥の地”で、クルマ作りの原点を覗いてみてはいかがですか?

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