「スパルタンレース」ってご存知ですか?
2018年5月19日、千葉県にある東京ドイツ村で、世界最高峰の障害物レースが開催されました。この大会に参加してきましたので、その模様をお届けします。
この大会は、アメリカ生まれで、世界30カ国、年間240レースが開催されています。
日本でも、じわじわと人気となり、今回で大会3回目となりました。人気カテゴリーは発売数日間で、完売になるほどです。当日は、約4,000人が集まり大賑わいでした。

スパルタンレースとは・・

簡単にいうと「大人のアスレチック大会」です。初級コース(Sprint)でも5キロ以上の悪路を走り、その途中の20個以上の障害物をクリアしながら走破タイムを競います。当然、命綱などは一切なく、一歩間違えば大怪我をする命がけ?の大会です。なお、参加料とは別に、保険も強制加入です(笑)

障害物には、40キロの鉄球運びやバケツに砂利を入れて運ぶパワー系から、壁などをよじ登る跳躍系など様々です。もし、障害物をクリアできないと、腕立て伏せの状態から立ち上がり、ジャンプを30回する「バーピー」をすることで免除されますが、30回ってタイムロスでもあり、超キツイです。

実は2回目の出場なんです

私は、前回に続き「Sprint Open」に出走。オープンクラスは、入賞しても賞金は出ませんが、仲間と一緒に走ることができます。また、協力しあうことも可能で、例えば、高い壁などは一人が土台役になってもOKです。よって、運動不足の方や女性であっても、参加可能です。

待ち受ける障害物たち

今回のコースは最初の4キロくらいは、山道のランニングがメインで障害物は殆どありません。しかし、山道のランニングで体力が削られた後に、障害物の連続です。
“火”、“水”、“泥”、“壁”、“有刺鉄線”などが行く手を阻むのです。その、障害物の一例としては・・。

■有刺鉄線
約100メートルにギッシリと有刺鉄線が張ってあります。その下をほふく前進等で潜りぬけます。一歩間違うと、有刺鉄線でウェアが破れたり、怪我する恐れがあります。

■バケットブリゲート
バケツに砂利を一杯入れて、約100メートルくらいのコースを進みます。重さは男性だと約30キロあり、じわじわと腕力を奪われ、後半はコース上で休んでいる人が続出です。

■モンキーバー
公園にあった、「うんてい」の大人版です。公園の「うんてい」と違い、ポールが太く、距離が離れているため、身体を振りながらテンポ良く進まないと、直ぐに握力がなくなります。また、今回は泥沼を渡ったあとで、パイプが滑り特に難易度が高かったです。クリア率は約1割くらいに感じました。

子供のように泥んこに!

障害物の中には、沼のような障害もあります。その沼の中の水中障害物を潜って超えなければなりません。日常であれば、靴や服などが汚れるのを嫌い絶対にやりませんが、この非日常的な世界に飛び込んだ参加者は、ほぼ全員、躊躇すること無く、泥水へ飛び込みます。その後は、全身、泥だらけ。
まるで、子供が公園の砂場で泥んこ遊びをしたように見事に汚れました。

2時間36分で無事完走!

一人は救護所で少し治療をしましたが、大きな怪我なくメンバー14人無事完走しました。ゴールすると、完走メダルと完走Tシャツをもらえます。全員、スタート時とは、まるで別人のようです。健闘を称えあい、記念写真、みんな最高の顔をしてました。
また、前回クリア出来なかった障害の内、1つ克服出来て、ちょっぴり成長できました。

いかがでしたか?
少しでも興味が沸いた人は、思い切って参加をお薦めします。残念ながら中部地区での開催は、現時点では予定されていませんが、第4回開催は9月8日(土)、群馬県の水上宝台樹スキー場開催決定しました。ぜひ、参加してみてください。面白いですよ!

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