春の陽気と共に、「明治安田生命J1リーグ」ホーム開幕戦がスタートしました。
3ヶ月前の昨年12月3日は、同地「豊田スタジアム」でJ1昇格プレーオフ真っ最中。1試合で運命が決まる緊張の試合でしたが、ホーム開幕戦は元の場所(J1)で戦える喜びと、これから始まる期待感で一杯です。
ちなみにそのプレーオフのゴール裏には、当時名古屋グランパスU-18所属のDF菅原由勢選手がサポーターとして応援。その菅原選手が、3ヶ月後のホーム開幕戦の舞台で、17歳7ヶ月でピッチに立つとは、誰もが予想していなかったと思います。

東海ダービー!ジュビロ磐田戦

ホーム開幕戦の上、ジュビロ磐田との東海ダービー。そしてジョー選手やランゲラック選手などの新加入選手や、シャビエル選手や和泉選手、青木選手など各選手の華麗なテクニックやパスワークを間近で観れます。ジュビロ磐田には、天才レフティー中村俊輔選手、そして田口選手、川又選手の凱旋試合とあって、テンションMAXです!
また、選手、サポーター、ホームタウン、パートナーと、名古屋グランパスに関わる全ての人を表したボーダーの新ユニフォーム。その上、右鎖骨に、自社社名入りのユニフォームを着ての応援は格別です。

試合前のひと時

試合前はリラックスムード。遠方から豊田スタジアムまで応援に来た友人と、現地で合流して記念撮影。お互い、エースナンバー10番を着ていました(笑)
もちろん応援は別々のため、健闘を祈り握手してお別れ。さあ、仲間であっても、試合ではライバル関係。お互い絶対に負けられない一戦であり、東海ダービーの始まりです。
ちなみに約3,000人のジュビロ磐田サポーターが訪れ、写真を撮っていただいた方も、偶然、田口泰士選手のユニフォームを着て静岡からやってきた女性の方でした。田口選手はもちろんお気に入りの選手ですが、実は佐藤寿人選手の大ファンで、「今日は先発じゃあないですね」とガッカリされてました。

J2を経験したことで・・・・

昨年は初めてJ2経験したことで、名古屋サポーターの団結力が高まり、応援には磨きが掛かったと感じました。J2アウェイ戦では、毎試合多くのサポーターが敵地へ押し寄せ、ホームサポーターを凌ぐ応援で毎試合選手を後押し。そのサポート体制が、J1になっても健在です。開幕戦のガンバ大阪戦もアウェイ戦でありながら、1日で名古屋側のアウェイ席が完売。応援も名古屋の方が優っていたのではと思います。
毎年恒例ですが、試合前にはサポーターの決起集会が行われ、ゴール裏の狭いスペースですし詰め状態の中、新しい応援(新チャント)の発表と練習が行われました。そのゴール裏1階席は先行入場(シーズンチケット保有者)で満席になる盛り上がりです。
スタジアム全体でも、試合開始前にはほぼ満席になり、スタジアム全体をグランパスカラーである「赤とオレンジ」で染めるコレオグラフティーを実施。スタジアムで観ると圧巻です。

試合は名古屋らしくない1-0僅差での勝利!

期待が高いのか、目が肥えたのか、1-0の僅差とは裏切られました(笑)
開幕のガンバ大阪戦は、打ち合いの末3-2での勝利。ブラジル助っ人組みが大暴れ。今回も幸先良く、前半8分に魔法使いシャビエル選手のゴールで先制。今日もグランパス劇場のゴールラッシュの開幕と思いきや、試合はお互い決定機を決められず、ハラハラドキドキの展開。
ジュビロ磐田の攻撃は、中村俊輔選手を基点に左右に散らしながら、川又選手が名古屋のディフェンス陣の裏を狙う。前半は名古屋のディフェンス陣の連携も良く、再三オフサイドを取るが、後半は疲れもあり、何度か裏を取られる。突破されても、名古屋の新守護神ランゲラック選手が立ちはだかる。
名古屋グランパスは、J2プレーオフ決勝の福岡戦で変わったのでしょうか?あの決勝も予想外0-0のスコアレスドローでJ1復帰。そしてホーム開幕戦、虎の子の1点を全員で守り切りました。
今年のスローガンの「攻める Go into Action」にはまだ物足りなさは感じましたが、厳しい試合を完封で「勝ったこと」が大収穫でありました。
これから連携力も各選手のコンディションも上がっていくことでしょうし、ゴールラッシュは今後に取っておきます!

田口泰士選手との再会

1年でJ1復帰を決めた昨年12月3日。試合終了と共に、ピッチに泣き崩れる田口選手。移籍も噂されていたが、J1名古屋で共に戦うと信じていた。しかし、今年1月4日の正月明けから「ジュビロ磐田へ完全移籍」が決定。しかも、背番号はジュビロ磐田の名波監督も付けていた歴史ある7番。
いや、名古屋の7番も中村直志元選手が引退するまで付けた伝説の7番。それを引き継いだのだから、この選択は信じられなく悔しい思いが一杯。
当然、本人もこの一戦は特別な試合であったと思う。名古屋サポーターも同じで、アウェイチームの選手紹介はもちろん、田口選手がボールを持つ度に大ブーイング。ジュビロ磐田が試合に負けたこともあってか、試合後には挨拶には来ませんでしたが、個人的には、愛情入りのブーイングでしっかり挨拶をしたかったです。

皆で応援しましょう!名古屋グランパスを!

ホーム開幕戦は38,916名と、ホーム初戦の最多来場。今シーズン、動員40万人を目標とし、名古屋グランパス関係者の皆様も頑張っていました。この3月は、ジョー選手、シャビエル選手、ワシントン選手、ホーシャ選手のブラジル人助っ人が4名在籍することもあり、「ブラジルまつり」を開催。
愛知県には約52,000人が在留されているといわれていますが、3月のリーグ戦限定で、ブラジルの方が在留カードを持参すると500円で観戦できるのです。またスタジアムグルメにも、ブラジル名物「シュラスコ」、ブラジルカクテル「カイピリーニャ」などもありました。その効果もあり、スタジアムには多くのブラジル人の方を見かけて、ますます名古屋グランパス人気が高まりそうです。
そして圧巻なのが、ゴール裏でのブラジル国旗の数。ブラジル籍選手紹介の時には、数え切れないほどの旗がサポーターにより振られます。すばらしい後押しとなっていると思いますし、ぜひ一人でも多く、スタジアムでご覧いただけたらと思います。

東海東京証券は名古屋グランパスのダイヤモンドパートナーとして、全社をあげて最大限応援していきます。
また今年も、名古屋グランパス観戦記を掲載していきますので、引続きよろしくお願い致します。

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