この季節は、お呼ばれしたりされたりの機会がグッと増えますよね。このひとときを存分に楽しむために、お招きするホストとして、招待されるゲストとして、どちらの立場になっても素敵な大人として振る舞えるようちょっとしたマナーを心得ておきたいものです。どうぞ、心が和む年末年始をお過ごしくださいね。

ホスト側がやってはいけない!?意外なNG行動

①「一心不乱におもてなしの料理を作る」のはちょっと…

大切なお客さまに美味しい一品を…と思う気持ちはわかります。でも、キッチンにこもりきりでゲストを待たせるのはおすすめしません。手軽なものや、ケータリングを利用する方法も。

②「いただいた手土産を包装されたまま別室に置く」のはちょっと…

上品な振る舞いのようですが、中身も見ずに“放置”状態ではかえって失礼なことに。喜んでほしいと思って選んでくださった品ですから、手早く確認してきちんとお礼を伝えましょう。

ゲスト側がやってはいけない!?意外なNG行動

①「約束の時間に十分余裕を持って到着する」のはどうも…

あまりに早く着いてしまい「えっ!もう来ちゃったの!?」とホストをびっくりさせてはいけません。準備万端でお迎えしたいという気持ちを無にしないよう、5分前~ジャスト到着で。

②「つまらないものですが、と手土産を謙遜する」のはどうも…

日本古来の慎ましさは文化のひとつ。でも、手土産は決してつまらないものではないはずです。どんな気持ちで、または誰のために選んだかなどのストーリーを添えてお渡ししましょう。

しきたりと思いやりのバランスが大切
心を伝える ホストスタイル&ゲストスタイル

「また来たい」と心から思ってもらえるホストの心得

■ウェルカムドリンクにサプライズを

相手の好みを知っているならそれも良し。またはお湯を注ぐと花が咲く中国茶、珍しいコーヒー、冬場なら生姜をちょっぴり加えた甘酒などもいいですね。

■天候に合わせて必要なものを用意する

冷たい雨や雪の中でお越しくださった方には、タオルやひざ掛けを直接お渡ししましょう。置いておくだけでは遠慮されてしまうので、ぜひお声がけを。

■トイレットペーパーは新品をセット

使いかけのトイレットペーパーは、衛生面でのイメージを考慮して新品に取り替えておきます。同じく衛生面の理由から、いわゆる三角折りも不要です。

■「おもてなし」の語源は「表裏なし」

語源に諸説ある中で「表裏のない真心を持って礼を尽くす」という考え方があります。大事なゲストをお迎えする時の気持ちは、これに尽きますね。

「また来てね」と心から言ってもらえるゲストの心得

■お伺いする時間帯は「いちよん」の間に収める

ランチやディナーのお誘いがあれば別ですが、訪問時間を自分で決める際は食事どきを外し、13時から16時の間に伺うようにすると心遣いが伝わります。

■季節柄どうしてもブーツを履きたいならショートで

脱ぎ履きに手間取り、玄関で折れた状態になりやすいロングブーツは避けた方が無難。寒さが厳しくどうしても履きたい時はショートブーツという選択も。

■手土産は“日持ちする消え物”をセレクト

消え物とは食べ物のこと。趣味に左右され、置き場や使い勝手に悩みそうな雑貨類よりも、消費できる食べ物の方が喜ばれます。日持ちは長めの方が親切。

■子どもにも守るべきルールをきちんと伝える

子どもを連れて伺う際は、騒いだり汚したりしても大目に見てくれるだろう…と甘えたりせず、実体験を通じてたしなみやルールをわかりやすく教えましょう。

『幸せな住まい。それは人が笑顔で集まる家』

仲間とともにワイワイ過ごす週末のために

料理が好きで、人が好き。そんなご夫婦なら、ふたりで動いても余裕のキッチンスペースを確保。気のおけない友人や会社の先輩を招いて、賑やかな週末を過ごせます。

家族もゲストも心地いいインテリアを

暮らしの機能とゆとりを兼ね備えたインテリアは、住む人にも訪れる人にも愛されます。自由に選べるコーディネートシステム「TicSy」で、思い通りの空間づくりを叶えて。

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