先週の日曜日、年に一度の高校サッカーOB大会があり、ウン十年来の気の置けない仲間たちと楽しくボールを蹴ってきました。当日はあいにく台風接近による荒天でしたが、グランパスがJ1復帰に向け全力で頑張っている姿に触発され、「台風なんかに負けてられない!」と年甲斐もなく土砂降りの雨の中、一日中ボールを追いかけて走り回ってきた次第です。(台風には負けませんでしたが、試合には負けました…。)

「昔とった杵柄」は今では見る影もなく、悲鳴をあげる足腰に鞭打ちながらのプレーでしたが、不思議と昨年の大会時に比べ「楽」に動くことができ、試合後の間接や筋肉へのダメージも比較的に軽く済みました。筋トレや走り込みなど事前にこれといって準備をしたわけではないのになぜだろう?
思い当たるのは「最近、よく歩く」ということだけでした。

地下鉄の駅まで2.5Km

自宅から最寄りの地下鉄の駅まで2.5Km、「ちょっとだけ不便」なところに住んでいます。いつもは駅までバスを利用しているのですが、半年ほど前から通勤の時間帯が少し変わったこともあり、予定のバスに乗り遅れると次のバスが来るまで30分待たなければならず、「待つより、歩いたほうが早い」と、駅まで歩くことがしばしばありました。2.5Kmというと普通に歩けば約30分なのですが、朝や夜なので、早歩きで20分強で歩きます。どうも、これが良かったようです。
ということで、「ウォーキング」について調べてみました。

ウォーキングのコツ

手軽に始めることができる健康法「ウォーキング」。筋肉や関節に大きな負担がかからず、他のスポーツのような準備も不要で、1人ですぐにでも始められることから、中高年に人気です。でも、実はただ歩くのでは効果が薄く、ちゃんと効果を上げる歩き方のコツがあるのだそうです。

■早歩きで歩く

「普通に歩く」と「ジョギング」の中間ぐらいがちょうどいいのだそうです。歩く速度をどんどんあげていくと、歩くより走った方が楽なのでは?という速度に達します。この速度が約時速7km前後。この速度の少し手前が筋肉や関節への負荷、息の上がり具合、心拍数など、とても健康に効果的な速度なのだそうです。

■大股で歩く

人が通常歩くときの歩幅はおおよそ身長-100cm。身長170cmの人で約70cmが通常の歩幅と言われています。これよりも大きな歩幅を意識して歩くと良いのだそうです。人間は通常、無意識のうちにできるだけ燃費良く歩ける歩幅で歩いており、通常より大股で歩くことによって、通常より余分にカロリー消費することができるのだそうです。

■坂道を歩く

坂道を登るとき、人は無意識に少し身体を前傾させます。逆に下るときは後傾させます。このちょっとの身体の傾きが体幹(インナーマッスル)を鍛えることにつながるのだそうです。体幹を鍛えることで、姿勢が良くなって肩こりや腰痛が改善することも期待できます。

■20分以上歩く

20分以上歩き続けることで、歩くためのエネルギーの消費が「糖」から「脂肪」へと変わるのだそうです。ダイエットやメタボリック防止には20分以上歩くことで効果をアップすることができます。

■長時間歩き過ぎない

「筋肉を鍛える」「脂肪を燃焼させる」だけを考えると、長時間歩けばそれだけ効果があがると考えられます。しかし長時間歩くことを目標にすると「筋肉や関節に負担がかかり過ぎて怪我をしやすくなる」「目標が高すぎて長続きしない」「平日時間をさけないため土日だけになってしまう」など逆の効果も表れてしまいます。効果の上がる20分以上で、毎日のように続けられる程度の時間がちょうどよいのです。

「ちょっとだけ不便」がウォーキングに最適だった

あらためてウォーキングのコツを調べてみると、この半年間、偶然、ウォーキングのコツにピッタリ合った歩きをしていたようです。(実は駅までの道のりには坂道の上り下りもありました)通勤が無意識のうちにウォーキングというトレーニングになっていたということですね。
「ちょっとだけ不便」なことが、かえって良い結果を生むこともあるのです。
みなさん次の住み替えの時には、駅から少し離れた「ちょっとだけ不便」なところを選んでみてはいかがでしょうか?
健康に良いのはもちろん、「ちょっとだけ不便」=「ちょっとだけ地価が安い」となるので、住宅取得でも賃貸でもお財布に優しいですよ!
余ったお金をコツコツ投資に回すこともできますし・・・(汗)

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