家でお茶を飲む。あまりに当たり前のことと感じるかもしれませんが、シンプルなこの一杯、この短い時間に、毎日をもっと楽しくするいろいろな“効能”が隠れているようです。お茶の美味しい季節になりましたね。

家族でお茶を楽しむ理由は何ですか?

『お茶でも飲む?』は魔法の言葉

仕事で疲れて帰った時、悩みがあって元気が出ない時、家族から「お茶でも淹れる?」と声をかけられただけで少しラクになったという経験はありませんか?「おつかれさま」や「頑張って」のように直接的な言葉ではないけれど、家族が自分をちゃんと見ていてくれると感じられたら、充分安らげるのです。

お茶があると素直に向き合える

テーブルに何もない状態で大事な話をすると空気が硬くなりがちですが、その一杯の存在で激変!お茶には心を鎮めるものもあるので、まずは一口飲んで落ち着きましょう。アイスやホットはお好みで。そして軽く深呼吸。これだけで驚くほど素直な気持ちで話せるようになるから、不思議なのものです。

健やかな暮らしのきっかけにも

コーヒーや紅茶、世界各国のお茶には豊富な健康成分を含んだものが実に多く、お茶を定期的に摂取するのは体にもいいこと。最近外食が多いと思ったらこれ、体調がすぐれない時はこれと、一人ひとりの様子やタイミングに合わせたお茶を用意すれば健康管理にもつながります。お茶のうんちく談義も楽しめそう。

アイデアを出し合って、
我が家のお茶時間をプロデュース

みんなでも一人でも楽しいお茶時間。
少しの工夫とちょっとの知識で、グンと味わい深くなります。

01.「お揃い」と「バラバラ」を使い分け

コーヒーカップやティーカップ、湯呑み茶碗はなんとなくみんなでお揃いというご家庭が多いよう。それも素敵ですが、あえて形もデザインも個人の好みで選んでみて。テーブルが華やぎ、カップの話題も弾みそう。

02.新しい種類のお茶にチャレンジしてみる

定番の飲みものだけでなく、最近話題のお茶を試してみるのも面白いですね。お茶毎に有効成分が異なるので、朝、午後、夜と飲む種類を変えるといろいろ楽しめてよりいいものを体に取り入れることができます。

03.長く楽しむためにお茶の保存方法を知る

どのお茶にも共通の弱点は「変質しやすいこと」。1ヵ月ほどで飲み切るように心がけ、①未開封なら冷蔵庫へ。②飲む直前に常温に戻す。③開封後は冷凍冷蔵以外の冷暗所へ。茶葉に湿気を与えない基本の3ルールです。

04.お茶を楽しむ場所を変えてみる

ダイニングやリビング以外にも、お茶が美味しくなる場所はいろいろあります。バルコニーやテラスで立ち飲み、子ども部屋で遊び飲みや勉強の合間飲み、たまには書斎やキッチンで一人飲みもいいですね。ぜひお試しを。

「おうちでお茶」って、最高の贅沢。

大開口の和室で、穏やかな光とともに和む。

和室ほど、お茶をいただくのにふさわしい場所はないかもしれません。大開口からそそぐ光と風を感じながら、みんなでのんびりと和みましょう。

カップを片手に、太陽と“青空飲み”。

我が家のテラスは、思い立ったらいつでも行けるとっても身近でスペシャルな空間。家族でも一人でも、好きなお茶を持って青空と一緒に至福の時を。

「トヨタすまいるライフ」の住まい情報誌 smile

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